Python 言語の理解 その7
すっきりしないプリント書式
画面に出力するときの print の書式の指定がなじめない。
c言語なら printf だけで様々なことが出来るのに、Pythonだとすっきりしない。
普通にプリントすると、ブランクで区切られて列挙されるだけ
>>> print (1,2,3)
1 2 3
オプションで区切り文字や行末文字を指定することはできる。
>>> print (1,2,3,sep=",")
1,2,3
>>> print (1,2,3,sep=",",end=" !\n")
1,2,3 !
文字列属性には、.formatメソッドで変数の展開が出来るらしい。変数名の指定順はどうでもいいらしい。変数がない場合も許される。
>>> print ("{name}の年齢は{age}歳です。".format(name="やまだ",age=15))
やまだの年齢は15歳です。
>>> print ("{name}の年齢は{age}歳です。".format(age=26,name="武田"))
武田の年齢は26歳です。
>>> print ("{}の年齢は{}歳です。".format("井上",30))
井上の年齢は30歳です。
既に設定済の変数を使う場合はこうすればいいらしい
>>> name="吉田"
>>> age=21
>>> print ("{}の年齢は{}歳です。".format(name,age))
吉田の年齢は21歳です。
書式文字列を変数に入れて共通で使うならは
>>> tfmt = "{}の年齢は{}歳です。"
>>> print (tfmt.format(name,age))
吉田の年齢は21歳です。
>>> print (tfmt.format("山田",19))
山田の年齢は19歳です。
python3.6 からは、f で書式設定ができるらしい
先に使ったこの一文を
>>> print ("{name}の年齢は{age}歳です。".format(name="田中",age=22))
こういう風に書くことが出来るらしい
>>> name="田中",age=22
>>> print (f"{name}の年齢は{age}歳です。")
ですが! ですが!
pi@raspberrypi:~/soc $ python3
Python 3.5.3 (default, Jan 19 2017, 14:11:04)
[GCC 6.3.0 20170124] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
RaspberryPi の Raspbian に入っているのは Python 3.5.3でした(>_<)
駄目じゃん(笑)
Python 言語の理解 その6
モジュールを読み込む
>>> import random
使うときは モジュール名に .関数名 を付けて呼び出せます。
>>> random.randint(1,10)
9
>>> random.random()
0.5393296766294138
>>> random.random()
0.030883659185085177
モジュールの中の使う関数だけを限定で読み込むときは
>>> from random import randint
>>> randint(1,10)
2
読み込んでいない関数は使えません。
>>> random()
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
TypeError: 'module' object is not callable
>>> from random import random
>>> random()
0.46652281624641545
読み込めば当然使えます。(笑)
Python 言語の理解 その5
組み込み関数の不思議
組み込み関数はいろいろあると思いますが、書籍で最初に紹介されていた関数に驚きました。
>>> max(5,3)
5
これは良くある感じなんですが、パラメータが二つ以上でもいいんです。
>>> max(5,3,30)
30
どっちが大きいか、ではなく、どれが大きいか、なんですね。
>>> min(3,8,6,9)
3
小さいものを選ぶのも同じでした。
キャラクタ変換はアスキーコードじゃない!当たり前?
>>> chr (43)
'+'
>>> chr(12356)
'い'
utf-8コードなんですかね。
そしてその反対の関数もあります。
>>> ord ("1")
49
>>> ord ("あ")
12354
utf-8コードなんですかね。二文字指定するとだめでした。
>>> ord("ad")
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
TypeError: ord() expected a character, but string of length 2 found
>>> ord("い")
12356
"あ" と "い" は連番ではない?? 真ん中のコードの文字は何?
>>> chr(12355)
'ぃ'
おー、小さい文字(笑)
キーボードからの文字入力はこんな感じで書けます。
>>> input("こんにちは:")
こんにちは:はい
'はい'
パラメータに何も書かないとプロンプトなし
>>> input("")
gh
'gh'
パラメータ省略も同じように動きます
>>> input()
fhg
'fhg'
これだけわかってくると何か書けそうな気もしてきますね~
Python 言語の理解 その4
今時の仕様 なの⁈
先日、複数行文字列を使ったコメントの書き方が面白いなと思いましたが、数値や文字列の操作も なかなか興味深いです(笑)。
僕はかなり昔にC言語を覚えただけで、それからは他の言語はほとんど習得してなかったからなんでしょうかねぇ。なんだか便利な感じを受けます。
これは今時の仕様なんでしょうかね。
進数表示と進数記述について
・10進数の10を 2進数で表示
>>> bin(10)
'0b1010'
・10進数の10を 8進数で表示
>>> oct(10)
'0o12'
・10進数の10を 16進数で表示
>>> hex(10)
'0xa'
・2進数の1010を 10進数で表示
>>> 0b1010
10
・8進数の12を 10進数で表示
>>> 0o12
10
・16進数のaを 10進数で表示
>>> 0xa
10
これらは、ありがちな事かもしれません。
変数の型表示はこのようにするとできるようです。以下整数の例。
>>> age = 10
>>> type (age)
<class 'int'>
これはプログラムで判定できるのか?そんな使い道はないか(笑)でも試すと、
>>> type (age) == "<class 'int'>"
False
➡できない!一致しない!
>>> type(age) == type(age)
True
➡これはできてる!
>>> type(age) == type(1)
True
➡もしやるなら、こちらかな
二重の比較判定が同時にできる⁈
>>> age = 10
>>> 5<age and age<20
True
これをまとめてこんな書き方ができる!これは超便利
>>> 5<age<20
True
複数行の文字列の書き方1
>>> poem1="""やま
... かぜ
... れんこん
... """
>>> poem1
'やま\nかぜ\nれんこん\n'
複数行の文字列の書き方2
>>> poem2="やま\nかぜ\nれんこん\n"
>>> poem2
'やま\nかぜ\nれんこん\n'
文字列の追加
数値の ⁺= はC言語でも使えるけど文字列には無かったような・・・
>>> poem2
'やま\nかぜ\nれんこん\n'
>>> poem2 += "いちご"
>>> poem2
'やま\nかぜ\nれんこん\nいちご'
文字列の繰り返しも出来る!
>>> moji = "うまい"
>>> moji * 3
'うまいうまいうまい'
>>> moji3 = "うまい" * 3
>>> moji3
'うまいうまいうまい'
文字列の部分取り出し
>>> id1 = "abcdefghijklmn"
>>> id2 = "ABCDEFGHIJKLMN"
>>> id1
'abcdefghijklmn'
>>> id2
'ABCDEFGHIJKLMN'
文字列から3文字目の取り出し
>>> id1[2]
'c'
>>> id2[2]
'C'
>>> id1[6]
'g'
>>> id2[6]
'G'
半角も全角も同じ添え字で可能みたいです!これは凄い!
7文字目から4文字目まで・・逆方向に指定するとなにも取り出せない
>>> id1[6:3]
''
7文字目から10文字目までを取り出す。
>>> id1[6:9]
'ghi'
解りやすいように、+3 と取り出す文字数を指定するとよいかも。
>>> id1[6:6+3]
'ghi'
全角でもやり方は同じ。
>>> id2[6:6+3]
'GHI'
6文字目から最後まで
>>> id1[5:]
'fghijklmn'
>>> id2[5:]
'FGHIJKLMN'
先頭から4文字目まで
>>> id1[:3]
'abc'
>>> id2[:3]
'ABC'
先頭から4文字目まで1文字おきに
>>> id1[:3:2]
'ac'
>>> id2[:3:2]
'AC'
頭から1文字おきに取り出すならこうなる。
>>> id1[::2]
'acegikm'
>>> id2[::2]
'ACEGIKM'
4文字目から1文字おきに取り出す、これは面白いかも。
>>> id1[3::2]
'dfhjln'
>>> id2[3::2]
'DFHJLN'
最後から逆順に取り出す。こんなことが出来るの?
>>> id1[::-1]
'nmlkjihgfedcba'
>>> id2[::-1]
'NMLKJIHGFEDCBA'
文字列の一部を置換することはできない。これは不便。
>>> id1
'abcdefghijklmn'
>>> id1[3]
'd'
4文字目は d でした。それを s に置換してみる
>>> id1[3]="s"
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
TypeError: 'str' object does not support item assignment
文字なのでシングルクオートで括ってみたが結果は同じ。
>>> id1[3]='s'
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
TypeError: 'str' object does not support item assignment
前半と、後半を取り出して合成するとできなくはないけど。。
>>> id1 = id1[:2] + 's' + id1[4:]
そのやり方は以下に書いてありました。
# 文字列からリストへ変換し、4文字目を置換
>>> str_list = list(id1)
>>> str_list[3] = 's'
# リストから文字列へ戻す
>>> id1 = "".join(str_list)
>>> print(id1)
'abcsefghijklmn'
出来てる!
最後のリストから文字列へ戻すやり方の "". これはどういう意味?
そこを外すとどうなるか
>>> id1=join(str_list)
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
NameError: name 'join' is not defined
なぜ怒られているのか理解できない。(笑)
それも外すと。。。
>>> id1=str_list
>>> id1
['a', 'b', 'c', 's', 'e', 'f', 'g', 'h', 'i', 'j', 'k', 'l', 'm', 'n']
なにがなんだか(;^ω^)
Python 言語の理解 その1
不思議なコメント
#で始める文章は行末までコメント扱い。
これは一般的な他の言語と似ているような気がします。
ですが、面白いのはコレ
""" で始める文章は """ が出てくるまでコメント扱い。
ダブルコーテーションを三つ続けて書くと、再びダブルコーテーションが三つ続けて現れるまでが 複数行の文字列として扱われ、意味のない文字列は無視される為、コメントとして利用できるようです。なんか変(笑) /* ~ */ みたいな使い方なんですね。